介護施設で行われているリハビリの仕事

リハビリというと、怪我や病気の回復のために病院で行うものを考える人は少なくありません。病院で行われているリハビリは、筋力や動作能力などの機能を向上させることが目標です。つまり元通りの生活が行えるように努力する取り組みです。例えば、ベッドからの起き上がり、平行棒や歩行器を用いた歩行訓練、食事や発声の練習などがあります。しかし病院でのリハビリは短期間で行われることが基本です。2週間程度から、長くても半年を目安とした取り組みが多くなっています。

一方で、デイサービスなどの介護施設で受けることが出来るリハビリもあります。こうした介護施設でのリハビリは、病院のように短期間での終了を目指すものではありません。もちろん、機能の改善が目的であることに変わりはありませんが、長期的に続けていき、筋力や動作能力などの機能を低下を予防する目的もあります。施設利用者の活動範囲を広げたり、社会参加を促したりするためにも行われているのです。デイサービスで行われている集団体操は、個々の機能改善を目的とした取り組みではありませんが、高齢者の体の柔軟性を維持するためや、心肺機能を保つために行われているリハビリとなります。こうした集団体操などの仕事は、看護師や介護職など専門のリハビリ職ではない職員が行うことも珍しくありません。体の機能だけでなく、心も楽しいと感じられるような取り組みを行っているのが、介護施設で行われているリハビリなのです。